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小米IPO前に情報流出!?株価収益率はアップルの数倍。小米の財務数字は?

小米(Xiaomi、シャオミ)IPOが近づいていることにより、更に多くの情報が出できています。近日、某メディアにより小米のPre-IPO融資推薦資料とするものが曝露され、小米の収入、利益、ユーザー、評価価値、市場価値のデータが明瞭に展示されました。

融資資料の曝露の疑い

資料では、小米が2015年では9.8億元赤字だが、2016年に黒字が9.13億元となり、2017年に75.82億元に達すること予測され、利益率は6.5%、2019年に188.31億元まで達することが予想されます。

2016年から2019年の4年間、小米の純利益の年間複合成長率は174%に達しています。

2017年小米の収入は176億USD(約1113億人民元)に予定され、ネットサービスの収入は31.7%に占め、2017年11月に雷军(小米のCEO)は売上目標の1000億元が達成したと公開表明しました。

2019年に小米の年間収入は382億USD(約2416億人民元)と予測され、ネットサービス収入は50%に超えることになります。

資料では、小米の現在評価価値は680億USD(約4300人民元)であり、例え2018年の第4四半期に上場した場合、市場価値は854~1351億USD(約5400~8545億人民元)の間であります。

ユーザー方面、小米の日アクティブユーザーは1.32億人、月アクティブユーザーは1.65億人、日平均のユーザー利用時間は312分(5.2時間)であります。

小米は全体の営利データを披露したことがありません。この前、携帯中国連盟の秘書長王艳辉(オウ エンキ)はWeiboで小米は2017年の利益は10億USD下回ることがないと表示しました。この融資資料に開示されたデータは以前業界内の予測と合っています。

ハードウェア会社とネットサービスの争い 

ここで注意して欲しいのは、上記の融資資料を根拠に、2016年小米の収入は構成では79%はハードウェア、21%はネットサービスであります。ハードウェアの純利益は2.8%に対し、ネットサービスの純利益は40%に超えています。小米はネットサービスの収入の割合を増やし、2017年ネットサービス収入の割合は68.3%予測され、2019にはネットサービス収入の割合はハードウェアの割合に超えることを予測されます。

これで見ると小米はハードウェアではそこまで利益をもたらしていない、主要の利益はネットサービスにあります。

業界では小米はハードウェア会社か、ネットサービス会社かの議論はずっとあります。

あるメディアの報道によりますと、基金マネージャー達はハードウェア会社の株に対する評価は良くありません。とある基金マネージャーでは彼達が小米のIPO株を買入しないと表明、何故なら、中国のハードウェア会社は皆が低利益率、悪性の価格競争と消費者のブランド忠誠度が低い問題点を抱えています。

しかし、小米の支持者では、この会社は単純のハードウェア会社ではない、アップル社同様に競争力のあるシリーズ商品が持っている、スポーツリストバンドや炊飯器などのネット接続ディバイスも含まれています。小米ブラウザとアプリストアでは広告とゲーム収入を得られ、そして、利益率がスマトフォンより遥かに高いです。

小米の公式サイドでは、小米がハイテクスマトフォン、ネットテレビ及びAIインテリア生態環境作りを専門とする創新型テクノロジー企業と自称しています。

株価収益率はアップル社の数倍

上記資料で小米に対する評価価値は明らかに市場の噂の1000億USDより低くなっています。ただし、この資料の第4四半期上場時の市場価値予測から見ると、小米が今年にその評価価値を高め、IPO時に1000億USDの市場価値に達して行きます。

「香颂资本、シャンコン資本」(投資ファンド会社の名前)の執行CEOの沈萌(シン モン)記者と話す時「小米のオーラの大きくでも、アップル社とGoogle社の模倣者に過ぎない、現在曝露された営収と評価価値は高すぎます、特に株価収益率が高すぎます。」と話していました。

アップル社の現在市場価値は9131.7億USD、株価収益率は18.34倍であります。このように株価収益率を計算すると、現在10億USD利益がある小米の評価価値は183.4億USD前後、現在小米が民間市場での評価価値はより遥かに低いことになります。

過去1年、テンセントは中国の評価価値は一番高いテクノロジー会社であり、現在の株価収益率は63.7倍であります。このような株価収益率で計算しても 小米の評価価値も637億USDに過ぎない、噂の800億USDの評価価値よりまだまだ低いです。

メディアは国際データ会社の分析官Kiranjeet Kaurの話しを引用「小米の設備、応用、サービスはアップル社に匹敵することになりたいならまだ長い道のりが必要です。」と言明しました。

更に、別の観点では小米はこのレベルに発展できる可能性が小さいです。アップルになりませんし、膨大なソーシャルネットワーク基礎を持っているテンセントにもなりません、一つのハードウェア会社に過ぎません。

注意して欲しいのは雷军(小米CEO)がチーターモバイルのCEOと理事、YYのCEOの職務を全て辞退し、権力を手放し、小米の上場する前に多くの利害関係者取引の疑いを避けています。

A株のユニコン会社(ソフトウェア&ネットワークサービス会社と指している)の呼びかけの情報流出とともに、小米はA株とH株に同時上場する情報も出でいます。

沈萌(シン モン)から見ると、小米のA+Hの構造は不可能に近い、何故なら小米はVIE構造であります。しかし、香港に上場された後CDRを利用してA株の間接的取引の可能性を排除できません。

原文:http://www.williamlong.info/archives/5279.html

作者:月光博客