インバウンド中国SEO中国Web中国ビジネス

中国向けインバウンドビジネスで何をするべきか-1(中国を知る編)

中国のビジネスにかかわって、様々な経験をしてきましたので、インバウンドで何をするべきかというのを

具体的な手法や、予算感も含めて、何回かに分けて話せていけたらと思っています。

まず中国を知る

中国というのは皆さんの理解の通り、様々な面で厳しい規制があります。

特にお金回りとインターネットの規制というのは特に厳しいです。

基本的に中国にお金を入れるのは簡単ですが、中国からお金を出すのは難しいですし、

 

GoogleやFacebookをはじめとした国際的なWebサービスが締め出されています。

それにより中国特有のルールや、独自のサービス、SNSが発展しており、中国に取り組もうと思ったとたんに

今まで取り組んで培ってきたマーケティング知識などが役に立たないことが多々出てきます。

中国のWeb環境

日本で何かを調べるといった場合、年齢層にもよりますが、Twitter、Google、Facebook、Yahooなどが入り口になると思います。

中国ではどうかというとやはり百度です。最近百度で検索すると百度のサービスばかり表示されるといって問題なったことなど、

ちょくちょく百度が炎上することもありますが、百度を選択する人がまだまだ多いです。

こちらでスマホアプリのDAUが確認できる資料があるので、参考にしてみてください。

http://www.chinairn.com/news/20180417/131701218.shtml

微信というのはWechatとして日本で知られているかと思います、QQはメッセンジャーツール、

爱奇艺,腾讯视频は動画サービス、などがきて、検索系でいうと百度が10位にランクしており、検索系では1位です。

最近はSNS疲れが中国でも話題になっていますが、

WechatやQQはプライベートと仕事両方で使われているので、こちらの牙城はまだまだ崩されないでしょう。

ちなみに中国人と仕事をするならWechatは必須です。名刺を持たず、WechatのID交換が名刺代わりになっていたりもします。

私も現地の方と仕事でやり取りする時はWechatですべて終わらせてしまいます。

わざわざメールを打つことは少ないです。

話がそれてしまいましたが、とりあえず何かを調べるといったら百度がまだまだ強いということです。

Weiboも一時の勢いはなくなってきていますが、まだまだ利用者は多いです。

ちなみに中国から日本に入ってきてるサービスTikTokは中国語では抖音というサービスです。

今のところ中国の抖音とTiktokは別サービス扱いで、TikTokでいくら情報発信しても中国の抖音ユーザーには届かないかと思います。

私の携帯には中国版抖音とTikTokが2つ入っているので別サービスと理解するのが自然だと思います。

当然Google、Facebook、インスタグラム、Twitterなどはランク外になります。

中国向けに情報発信するには?

こちらから、新たな情報を発信するのであれば百度、SNSで情報を拡散するのであればWeiboという結論になるかと思います。

ユーザーに自主的に情報発信をしてもらうのであれば、Wechatがやはり有効ですが、コントロールが難しいので、

旅中で情報発信してもらおうとするのであれば15秒でとれるゲームやアトラクションなどを準備して、抖音狙いもいいと思います。

手軽にはじめるのであればLPまたはHPを作って、百度にインデックス登録してもらい、百度広告を利用するというのが

百度JAPANで日本で対応してもらえるので一番良い方法だと考えています。

※現地に法人がない前提で話しています。

次回は中国でLP、HPを作るときの注意事項を簡単にご紹介したいと思います。