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中国:シェアリングエコノミーの自転車を川に投げ込み服が引っかかって自分も転落

生活日報(中国の地方新聞)の報道によりますと、11月23日深夜山東省済南市の“小清河”(川の名前)の川沿いに男性がシェア自転車を川に投げようとしたが自分の服が引っかかった為自分も落差3メートルの地面に落ち、大腿骨骨折となりました。

倒れこみ動かず、早朝に男性を発見

24日早朝7時頃、市民の秦さん(女性)川辺に散歩した際、一緒に連れていたペット犬が“北辛庄桥”(橋の名前)の付近で突然ロープを引っ張りながら川沿いに向って吠えました。

「川辺が高くて、落差は3,4メートルがある、下は見えないので私はフェンス近くまで歩いてからようやく下に男性が倒れていたのを発見しました」と秦さんが記者に話しました。

男性は青いコートを着ていて川辺下の地面に倒れこみ、両足が裸足で既に動けない様子;男性の意識がはっきりしていて天に向って助けを呼んでいました。

「彼は見た目汚くてホームレスに見える。私は彼にどうしたのと訊いたら彼は転んだ、足が折れたかもと話しました」。

秦さんは男性の隣に倒れたオレンジ色のシェアサイクルがあったと気づきました。

付近に早朝トレーニングをする市民は何人がいました。

しかし、男性の落下した場所は川辺の下であり、発見されにくい為ずっと発見されませんでした。

早朝の寒い風の中、男性は寒さで震えていて、秦さんは男性に何かあったらと心配していた為急いで自宅に戻り救急電話を掛けました。

そのころ見物の市民も増えてきました。

自転車を投げて、人も一緒に落下

しかし、男性の落下原因は市民が驚きました。

「私は彼にどうやって落下したのと訊いたところ彼は自転車を投げようとしていたが自分のコート大きすぎて自転車に引っかかって一緒に落下したと話した」と秦さんが話しました。

男性が話した自転車は彼の隣に倒れたシェアサイクルのことでした。

「最初はこの人の自業自得と思って、助けをしたくなかった、でも何かあったらと心配して120番(中国救急車呼ぶ番号)通報しました」と秦さんが記者に話しました。

男性は秦さんに自分が落下したのは深夜2時ごろで4,5時間ここにいたと話しました。

警察と120番が現場に到着し、24日午前8時頃に救急車により近くの病院へ運ばれました。

24日午前10時過ぎ、記者は“天桥区北辛庄路”(地名)“北辛庄桥”(橋の名前)付近に到着し、橋の東側100メートルぐらいのところで事故現場を見つかりました。

現場は川辺の近くにある小さい広場であり、川辺との落差は3,4メートルで南側から石のフェンスを設置してあったが東側まで止まりました。

その為、2メートルの空きが残ってありました。

一台のシェアサイクルが空きのところに止まっていて前カゴとハンドル部分に目立っていた衝撃の跡があり、黒いペンキも剝がれていました。男性はこの空き所から自転車を投げたと考えられます。

付近の住民の記者に対する話ではこのシェアサイクルは朝に橋の下から見つかり、9時頃にある市民はロープで上まで引っ張ってきました。

この自転車は目立っていた衝撃の跡以外は目立った変形がなく使用するには問題がないと記者が気付きました。

ゴミ拾いの生活維持 自転車を投げた原因不明

24日午前、記者は市立第四病院に来ました。事故の男性と会えました。

男性は痩せっていて、顔色が黒く、どじょう髭を生えていました;彼は布団を掛けていて、外にけがした右足だけ残した。

男性は大腿骨が骨折し、次の検査を受けっていると医者が話しました。

男性は自称黄さん、今年40過ぎ、普段はゴミ拾いで生活していて、妻も子もいません。

事故当日夜の状況に付いては男性の答えがはっきりしていません。

「僕一人だけで、自転車と一緒に落下した」これしか話しませんでした。

ほかの質問をした際に彼が混乱していて何かの精神的刺激を受けたことがあったようでした;彼はゴミ拾いの生活の前、
自分は“淄博”(山東省にある都市名)で陶磁器工場に勤めた、また、自分で南の方に行って工場を作ることも考えたことがあるといっていました。

記者の調査で分かったことはこの男性が事故現場の近くの小屋に住んでいます。

小屋は自転車捨ての場所から200メートルしか離れていない3つの廃棄されたコンクリート製の小屋であります。

その周囲に拾ってきた瓶や缶で充満していて近くに焚き火の残灰が残っています;小屋の壁にチョークでたくさんの文字を書かれていて中に「この家から出たらもう戻るな」のような文字もありました。

男性の自転車を捨てた原因に対してある住民は癖になっていますと話しました。

「彼は普段、正常に話したり、ことをやったりしますがいたずらが大好きで、いつも木の枝を折ったり、木の皮も剥いたりします。今回は自転車を投げようとした。しかし、このような事故になったと考えられませんでした。」とある市民は記者に話しました。

また、他の市民は男性が精神的な問題があるではないかと推測しています。

24日午後記者が離れた時まで、男性はまだ病院で治療を受けています。看護師によると男性の家族との連絡はまだ取れていませんでした。

原文:http://www.williamlong.info/archives/5169.html

作者:月光博客