11月14日、シェア自転車大手Bluegogoが従業員を解散したと噂されている。Bluegogo匿名従業員が某SNSで“Bluegogoが本日従業員を解散する”と投稿した。近頃Bluegogoが返金するはずの保証金を滞納する声が相次いており、お客様センターの電話も繋がらない。昨晩、Bluegogoのシェア自転車を利用しているメディア人物の経験談によると、保証金の返金期限から40日以上経っても返金が無かった為、Bluegogo内部にいる人間に連絡したら数時間で保証金が返金された。これに対し、保証金を返してもらうにもコネが必要?と一部のネットユーザーが声を上げている。
調べによると、今年3月22日に、Bluegogoが“半年特権カード”のキャンペーンを行っていた。半年特権カードは登録時に199元の費用が必要だが、半年以内にシェア自転車を6回以上使用履歴があれば180日後に199元が全額返金するという仕組みである。9月末になり返金の期限が過ぎると、Bluegogoが突如返金期限を一年間に延ばすと決定した。これに対しBluegogoを告発する声が相次いだため、Bluegogo CEOである李鋼氏が“10日以内に返金問題を必ず解決する”と発言した。しかし11月に入っても返金を受け取れない利用者がたくさんいた。こうした利用者の中にBluegogoの自転車をインターネット上で150元で売り出している人もいた。
内部情報によると、今回Bluegogoは多くの従業員を解雇し、残り少ない技術者たちを他の会社に異動させている。また昨日、Bluegogo人事担当者が自身のWechatモーメンツで“新品同様 スタイリッシュなオフィス家具を譲る”と投稿している。
情報によると、Bluegogoは自転車提供メーカーに対して多額の未支払金を抱えたままである。一方Bluegogo CEO李鋼氏はここ連日会社に姿を見せていない。本人は既に国外にいるとの噂もあり、社内伝達は電話会議のみである。彼はこれまでに公の場でコメントを一切出していない。
業界内人物によると、Bluegogoは現在破綻寸前状態に陥ている。一部地方のBluegogoオフィスは既に空き家状態にあり、整備士たちが給料未払いの為ストライキを起こしているところもあった。Bluegogo広報者に取材を申し込んだら本人が既に離職したと言われたメディアもある。Bluegogoお客様センターの電話は依然として繋がらないままである。
Bluegogoが公開した資料によると、今年2月24日付けでBluegogoは4億元の初期融資を受けていた。リードインベスターは“黒洞資本”であり、その次が“智明星通”である。Bluegogoの当時の企業評価額が10億元に上っていた。その後マーケット展開している中、Bluegogoの自転車は乗り心地が良く、便利と評価されてはいるものの、シェア自転車大手であるMobike とofoにはなかなか勝てない為、新商品bluegogo pro2を打ち出していた。新商品では車体に電子パネルが付いており、ナビ機能のほか、飲食、娯楽などの周辺情報も提供可能である。新商品拡大の為Bluegogoが新たに融資を募ったところ、突如シェア自転車設置禁止令が出され、Bluegogoは一気に窮境に陥れた。資金不足で運営がさらに難しくなったBluegogoはMobike とofoに対して買収されるよう誘致したが、どちらからも拒絶されたという。