Tmallの2017年度“ダブル11”が幕を下ろした。最終取引額が1,682億に上り、このうちスマホ操作による貿易率が90%を占めた。今年全世界で14万超のブランドが1500万種類の商品を持ってダブル11に参入し、中国国内外合わせて100万以上の商店がO2Oを新たに実現し、10万近くの“知恵門店”および50万超の小売店が“新小売”を可能とした。
販売:アップルは売上高トップを獲得
期間中にTmallは“億万クラブ”を開設し、167のブランド企業が今年度の会員として発表された。アップルは売上高トップを獲得し、Midea、Xiaomiも一日売上高20億元を超えた。
アパレル業界の会員が大幅に増加した。ナイキはダブル11スタート後1分内に売上額が1億元を超え、アディダスはその後を追い、両ブランドはともに1時間以内に昨年1日の売上げを超えたと発表した。ナイキはさらにTmall史上初の売上高10億超えのアパレル商社となった。
それから、“新小売”は伝統ブランドのO2O相乗成長に手助けをもたらした。ユニクロは今年、500店全ての実体店舗においてTmallオンライン注文、店舗商品受け取りサービスを実施し、午後5時にはすでに昨年一日売上額の4.5倍に達していた。BESTSELLERグループ全体の売上高も昨年1日の173%に達した。
ジュエリー業界では、Tmallと深い協力関係を維持してきた有名ブランドの周大福、周大生が強い成長を見せた。周大福はジュエリー業界初の億元クラブ会員として、22時には昨年の売上高150%に達していた。
以下の数字は消費者たちの熱意を反映できるでしょう:10時41分、ベビー用品、12時03分、生鮮食品、15時6分、食品販売。それぞれTmall昨年のダブル11の売上を超えた。
物流:1日で8.12億件の注文数
2017年のTmallは物流受注においても急速な成長を達成し、1日で8.12億件の注文数を超えた。これは2006年の年間小包数量の3倍に相当する。
Tmallの物流パフォーマンスは凄まじいものだった。スタートして12分18秒で最初の小包受領が上海嘉定で行われた。国際小包も33分15秒で寧波慈渓で受領した。農村ではスタート後69分50秒、贵州黔南州で受領された。
スタート後8時間8分8秒で,Tmallの国際小包の税関突破数は500万を超え,大幅な効率上昇を見せた。昨年では同じ数量に達するのに57時間かかった。18時49分には注文数が6.57億を達し,昨年一日の数量を超えていた。
期間中に、“菜鳥”は全国において約3000万平方㎡の倉庫、分配、配送センター、300万人越えの物流人員,18.8万個の宅配ポイント,3万個近くの末端、20万個の自家取り窓口、10万個の宅配代理店と協力した。農村地区においても2.6万個の宅配ポイントが参入した。
支払:平均して一人一回以上が注文
今回のダブル11では,全世界の消費者が一日に“支付宝” Alipayで支払った総注文件数が14.8億に達し、去年に比べて41%増加した。これは平均して中国人全員が一人一回以上注文したことと相当する。
他にも新たな記録が誕生した。スタート後5分22秒で“支付宝”の注文数は25.6万件/秒,去年の2.1倍である。すなわち一秒間の間に25.6万件の交易が“支付宝” Alipayによって成立した。同時に新記録を喫したのはデータベース処理ピーク值:4200万回/秒。
ここ数年の “ダブル11“売上データ
2009年 タオバオは最初のダブル11を開き、Tmallの売上高は0.52億元。
2010年 ダブル11の売上高は9.36億元。
2011年 ダブル11の売上高は33.6億元に飛躍した。
2012年 Alipayは急速な成長を見せ、支払高は191億元に達した。
2013年 ダブル11がスタートしてわずか55秒で売上高100万元を超え、最終的352億元に達した。
2014年 ダブル11売上高は571億元だった。
2015年 ダブル11売上高は921億1700万元に達した。
2016年に、ダブル11売上高1,2007億元を超えた。
2017年ダブル11売上高は1,682億元に達した。
この文章は“新浪科技”より転載した。
原文:http://www.williamlong.info/archives/5154.html
作者:月光博客