台風の中様々なイベントが中止や延期になりましたが、「選挙」は台風なんか関係ありません。私は前日に期日前投票に行きました。台風の影響もあると思いますが、投票場では若い人が結構見られましたし投票の列も200人くらい並んでいて、今回の選挙に対する意識が高いのかな?と感じました。
・選挙結果と投票率
沖縄県の投票率は56.38%で前回より4.04ポイント上回りました。
台風の影響で開票が遅れた地域もあり、全ての結果が出るまでは多少時間がかかりました。沖縄には4つの選挙区があり、結果は沖縄1区は前共産 赤嶺政賢氏(69)沖縄2区は前社民 照屋寛徳氏(72)沖縄3区は前無所属 玉木デニー氏(58)沖縄4区は前自民 西銘恒三郎氏(63)という結果になりました。
比例からは1区の前自民 国場幸之助氏(44)前維新 下地幹郎氏(56)が当選しましたが、沖縄県選出衆院議員は9人から6人に減少しました。
沖縄の新聞、ニュースその他メディアでは「オール沖縄圧勝」の見出しで溢れました。
・少しややこしい沖縄の政治
全国的に見ると与党、自民・公明党の圧勝!となっていますが、
沖縄では自民党が野党で、共産・社民などが与党と少しわかりにくい事になっています。なので、今回の選挙区1~3区は与党が取り、4区はなんとか野党が取ったとなんとも難しい見え方になってしまうのです。「オール沖縄」は“辺野古新基地反対”を1番に訴えていて、そんなタイミングで米軍ヘリの事故があり「オール沖縄」に追い風が吹いたように感じました。
それに、「オール沖縄」は安部政権へ批判的です。
全国的には安倍政権支持なのに、沖縄は安倍政権支持しないという形になってしまうのです。
選挙は民意です。誰でもひとりひとりの考えは違いますが、今回選挙で選ばれた人の発言は沖縄の民意という形になってしまうのです。
・公職選挙法について
沖縄の公職選挙法違反は県外の人からしたらビックリするくらい違反だらけだそうです。私達うちなーんちゅは見慣れてしまって、当たり前になってしまっているのです。憲法や政治を決めたり変えたりする人が、公職選挙法と選挙のルールそしてマナーをしっかり守れない。そんな状態でいいのでしょうか?私は根っこから変えていくべきだと思います。
・沖縄のこれからはどうなるのか?
私の考えですが普天間基地移設からスタートだと思います。その返還された土地を利用して、新都心や北谷町美浜のように活気のある場所を作りそして新たな雇用を生み出す。
辺野古は新基地ではありません。辺野古にはもともと米軍基地があるので増設が正しいのです。普天間基地から辺野古へ移設すれば、土地の返還と米軍基地面積は小さくなります。この移設に何のデメリットがあるのでしょうか?私にはわかりません。勉強不足かもしれませんが(笑)
今回の選挙で何が変わるかはわかりません。選挙は終わってからがスタートであり、私達ができる事は本当に選んだこの人でいいのか?と見張りながら、次の選挙に向けて日々考える事です。選挙を他人事のように言う人もいますが、その選ばれた人が私達の代表なのを忘れてはいけないと思います。