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タコライスや沖縄そばだけじゃない!知られていない沖縄おすすめ料理厳選・4選

沖縄県は琉球王国として栄えてきた背景や、アメリカ統治下時代を経て、独自の文化が発展し現在も色濃く残っています。その中でも、同じ日本でありながら食文化は、本土とはかなり異なってきます。

 

沖縄を訪れる観光客に人気の沖縄料理は、「沖縄そば」や「タコライス」などです。そこで、今回は、今やメジャーとなった沖縄料理以外で、次に挑戦してもらいたい、美味しいおすすめの沖縄料理をご紹介します。

 

■その1 テビチの唐揚げ

いきなりハードルの高い料理テビチ「豚足」をご紹介します。沖縄料理屋さんでよく見かけるテビチ。テビチと聞いて豚足を連想する方も多いのではないでしょうか。テビチは豚足に間違いなく、豚足が苦手な人の場合、即座にオーダー候補から外れる訳ですが、せっかくの沖縄です。旅の思い出に1度トライしてみませんか?

 

まず「テビチ=豚足=苦手」をくつがえす為、ファーストコンタクトとしておススメしたい料理が、テビチの唐揚げです。実はコラーゲンたっぷりで女性には嬉しい食材。カリッと揚げられ、甘辛い味付けで、骨付き酢豚のような錯覚で抵抗なく味わえます。

 

ここでおススメしたいのが、いきなり料理屋さんではなく「おんなの道」で気軽に買ってみましょう。恩納村にあるリゾートホテルのそばにある道の駅で、この「おんなの道」はムール貝のウニソースなど手軽に美味しい沖縄料理が味わえるスポットしても人気ですので、テビチの唐揚げをご一緒に買ってみて下さい。

 

テビチの唐揚げがクリア出来れば、次はテビチのおでんがおススメです。テビチのおでんは唐揚げよりも、もっと気軽に、沖縄のコンビニでお買い求め出来ます。おでんまでクリア出来れば、苦手を克服したのと同じです。ですが、やはり「ビジュアルが苦手」と言う人は、テビチの唐揚げまでにしておきましょう。

 

■その2 スクガラス豆腐

その名前からまったく想像のつかない料理名ですが、実は沖縄の郷土料理の1つです。スクガラスとは、アイゴという魚の稚魚を塩漬けしたもので、よくお土産屋さんなどで、小魚がビッシリと瓶に詰まって売られているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。無数の小魚が瓶の中で整列している姿は、食べたことない観光客にとって、決して食欲がそそるものではありません。使い道も分かりません。しかし、「スクガラスは塩辛みたいなもの」って言われると、お酒のアテとして連想出来る人は何人か出てくるのではないでしょうか。

 

スクガラス自体は塩辛いので、それ単体で食べるのは少し無理があります。1番代表的な食べ方は島豆腐の上に乗せて一緒に食べる方法です。お豆腐の淡泊な味わいとスクガラスの塩味のハーモニーを楽しむことが出来ます。

 

他にも、アンチョビと同じ感覚で料理に利用することが出来るので、パスタソースの隠し味や、ポテトのアヒージョ等にも、みじん切りして使用するとうま味がアップします。また、スクガラスの漬汁は、魚醤やナンプラーと同じように使う事が出来ますので、エスニック料理の隠し味にも最適です。

 

■その3 ポーク卵おにぎり

沖縄料理によく使用されるスパム。ランチョンミートと呼ばれたりします。沖縄はもともと豚肉をよく食する文化でしたが、終戦後のアメリカ統治下時代、米軍から流れてきたスパムがよく流通していたという時代背景があるようです。沖縄県には復帰特別措置法によって、スパム缶は、本土と違い安く売られています。その為、現在もお馴染みのスパムが使われているのです。

 

さて、スパムのおにぎりと聞くと、ハワイでお馴染みの、俵型のおにぎりにスパムが乗っかり海苔で巻かれたスタイルを想像してしまいますが、沖縄の「ポーク卵おにぎり」は、一世ブームを巻き起こした「おにぎらず」のルーツと言えるかも知れません。

 

2014年に売り出され、今や沖縄の食堂には必ずと言っていいほど置いてあるソウルフードに成長しました。おにぎらずと違う点は、海苔で包まれているのではなく、挟まれているだけです。卵焼き・スパム・あとお好みの具材が選べるので、インスタ映えるのも魅力の1つ。次回の沖縄の旅で、ぽーたま(ポーク卵おにぎり)いかがでしょうか。

 

■その4 沖縄ちゃんぽん

 

本島の人間だと、「ちゃんぽん」と聞くと「リンガーハット」の長崎ちゃんぽんを連想してしまいます。とんこつラーメンの上にたっぷりの野菜が乗っていて、子供から大人まで大人気。ですが、沖縄のちゃんぽん、ラーメンではございません。

 

沖縄の食堂に必ずといっていいほどある人気メニュー「ちゃんぽん」。これは、野菜炒めを卵でとじてご飯の上に乗っけた、「卵とじ野菜炒め丼」のことなのです。

 

味付けや具材はお店によって様々。カレー味のところや、コーンビーフが入っていたり、お馴染みランチョンミートや、フライが乗っかっているお店など、そのお店オリジナルの工夫があり、どのお店で食べてもほとんど間違いがないのが「沖縄ちゃんぽん」です。

 

「ご飯がみえない」ほどの具が乗っているお店もありますが、野菜がたっぷり食べれるのが旅行者としては嬉しいですよね。沖縄の食堂で迷ったら、「沖縄ちゃんぽん」で決まりでしょ

 

今回ご紹介した沖縄のおすすめ料理は、ビーフステーキやジューシーなど、メジャーな沖縄料理とは違いますが、マイナーだからこそ、沖縄でしか味わえない特別感が旅の気分をより一層盛り上げてくれますよ。