Slack Incoming Webhooks の設定・取得方法

Fail2Notifyで通知を受け取るためには、Slack側で「Webhook URL」を発行する必要があります。
ここでは、現在推奨されている「Slackアプリ」を作成してURLを取得する手順を解説します。

✅ インターネット上の「非推奨」という情報について
Web記事などで「Incoming Webhooksは廃止・非推奨」といった情報を見かけることがありますが、それは古い形式(カスタムインテグレーション)の話です。
本マニュアルで紹介する「Slackアプリ」を使用したIncoming Webhooksは、Slack公式が推奨する最新の標準機能ですので、安心してご利用いただけます。

参考(公式ドキュメント): Sending messages using Incoming Webhooks | Slack API

手順概要

  1. Slack API管理画面でアプリを作成する
  2. Incoming Webhooks を有効化する
  3. 投稿先のチャンネルを選択してURLを発行する

Step 1:Slackアプリを作成する

まず、Slackの管理者アカウントでログインした状態で、以下のAPI管理ページにアクセスします。

URL: https://api.slack.com/apps

  1. 画面右上(または中央)にある [Create New App] ボタンをクリックします。
  2. ポップアップが表示されるので、[From scratch](最初から作成)を選択します。
  1. アプリの設定画面で以下を入力し、[Create App] をクリックします。
    • App Name: Fail2Notify など(通知の送信者名として表示されます)
    • Pick a workspace…: 通知を送りたいSlackワークスペースを選択

Step 2:Webhook機能を有効にする

アプリが作成されると設定画面(Basic Information)に移動します。

  1. 左側のメニューから [Incoming Webhooks] をクリックします。
  2. 画面内にあるスイッチ [Activate Incoming Webhooks]On に切り替えます。

Step 3:チャンネルを紐付けてURLを発行する

Webhookが有効になると、画面下部に新しい項目が表示されます。

  1. 画面最下部にある [Add New Webhook to Workspace] ボタンをクリックします。
  2. 権限のリクエスト画面が表示されるので、[チャンネルを選択する] プルダウンから通知を送りたいチャンネル(例: #general#エラー通知)を選びます。
  3. [許可する](Allow)ボタンをクリックします。

Step 4:Webhook URLをコピーする

設定画面に戻ると、Webhook URLs for Your Workspace の一覧に新しいURLが追加されています。

  1. 追加されたURLの横にある [Copy] ボタンをクリックして、URLをコピーします。
    ※URLは https://hooks.slack.com/services/... から始まります。

Step 5:Fail2Notifyに設定する

最後に、WordPressの管理画面に戻ります。

  1. [設定] > [Fail2Notify] を開きます。
  2. Slack NotificationsWebhook URL 欄に、コピーしたURLを貼り付けます。
  3. [Enable Slack alerts] にチェックが入っていることを確認し、保存します。

以上で設定は完了です。