中国のSEO対策とは
中国ではGoogleが利用できないため、様々な検索エンジンが中国国内には存在しています。
その中でも特に有名なのは百度でしょう。
こちらは中国の検索エンジンとはというページでも説明しましたが、日本人でも多くの人が知っている検索エンジンになります。
→紹介したページはこちら
その中でも少し触れましたが、中国のSEO対策についてご紹介していきたいと思います。
検索エンジン別にSEO対策をご紹介します。
まず最初に検索エンジンのシェアはPC、スマホそれぞれ以下のようになっています。
PC端末(2018年1月~12月)
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
百度:64.4%、Haosou(360):17.89%、GOOGLE:6.37%、Sougou(捜狗):4.99%、Bing:4.46%
スマホ(2018年1月~12月)
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
百度:69.74%、Shenma(神馬):22.75%、Sougou(捜狗):4.91%、Haosou(360):1.64%、Google:0.51%
百度SEOでやるべきことは3つ
「百度」は、パソコン、スマートフォンどちらにおいても他の会社を大きく引き離していることに変わりません。この数年はスマートフォン市場の検索エンジンが拡大していますが、そのスマートフォン市場において7割近くのシェアを占めています。
一方で、「百度」は検索結果に自社関連の広告が多く、最近はブランドのイメージが下がっている一面や、シェアの真偽もありますが、百度の決算報告を見る限りかなりのシェアを集めていることは、間違いないでしょう。
最近では百度は信息流というサービスに力を入れており、スマホ版百度でよく目にしますが、いわゆるインフィード広告で、百度がピックアップしたニュースとニュースの間に広告を挟むことができ、ビッグデータを利用してユーザーに最適な広告を流すことで収入を増加させていています。
百度SEO対策①:百度資源への登録
百度にインデックスしてもらうには百度が展開しているサービスに登録し、インデックス作業を行う必要があります。
ICPを取得しインデックス作業を行うとより効果的ですが、中国に法人がない限りICPの取得はできませんので、ICPがなくても百度にアピールできる方法をご紹介します。
百度資源
百度資源とはGoogleでいうサーチコンソールのような役割で、百度にWebサイトの存在を通知するために役に立ちます。
リンクはこちら
利用するには百度のアカウントが必要になります。正規の方法で行くと中国の電話番号が必要になりますが、百度アカウントは実は日本の携帯番号でも取得が可能です。
まずスマホのアプリストアから、百度検索のアプリをダウンロードし、アカウントを作成することで、海外の携帯番号でも百度アカウントを作成できます。
PCからでも可能なのですが、上記方法が簡単だと思いますので、ぜひアカウントを作成してみてください。
ログイン後
用户中心から站点管理(Webサイト管理)をクリックし、サイトを登録します。Googleのサーチコンソールと同じ形で、百度指定のHTMLをサーバー内に設置する方法や、ヘッダーにmetaを追加することにより登録が可能です。
百度SEO対策②:サイトマップの送信
百度資源は残念ながら中国語のインターフェースしかありませんが、Webサイトのリンク提出、Webサイトのサイトマップ提出が可能です。
こちらをクリックし、
Sitemapというボタンをクリックし、サイトマップのURLをテキストBOX内に入力します。
その後、点击加载验证码というのをクリックすると、中国語が表示されますので、その中国語を入力し、提交ボタンをクリックすることでサイトマップが送信されます。
百度SEO対策③:JSの入手
次にアクセスするたびにWebサイトがあることを百度に通知してくれるJavaScriptを入手します。
同じく链接提交のページから、自动推送のボタンをクリックするとJavaScriptが表示されますので、Webサイトのすべてのページに貼り付けることによりアクセスがあった際に自動的にWebサイトの通知をしてくれます。
百度はGoogleよりクロールの回数が少ないので、上記作業を行うことは非常に有効です。
アナリティクスについては百度統計というのが準備されていますので、そちらを利用するのが良いかと思います。