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沖縄潮見表チェックしていますか??

シュノーケリングなどのマリンアクティビティを1年を通して楽しめるここ沖縄では心配する事がいくつかありませんか??例えば、その①急に接近する台風。その②スコール(沖縄の方言で言う、かたぶい)などその日の天気。その③海の満潮干潮(潮の満ち引き)があると思います。

台風などの天気は、人の力ではどうにもできない事なので急に起きてしまうと回避したりするのが難しいですよね(笑)。ですが、その③潮の満ち引きは【沖縄潮見表】という物で確認できるので、マリンアクティビティや釣り人を楽しむ方には是非チェックして頂きたいのです!!

今回はその【沖縄潮見表】について紹介させて頂きます。

 

・沖縄潮見表とは??

潮見表は釣りをする人なら普段からチェックしていませんか??しかし、あまり海に行かない私のような人には、聞きなれないそして見慣れない物だと思います。潮見表の中身を見てみると難しそうな漢字ばかりが並んでいるので、パッと見で理解できる表ではありません。ですが、海の潮のメカニズムを理解すると海遊びがこれまでよりグッと楽しい時間になること間違いありません!!

シュノーケリングなどのマリンアクティビティから、釣りや潮干狩りなど沖縄の海との上手な付き合い方ができると思います。潮見表の活用法や、天文学に近いような月との関係も紹介します。

 

それに潮見表は釣具店に行くと無料で配布されていたり、スマホアプリやネットで検索するとわかりやすいグラフ表示されているサイトなど便利で見やすいのもおすすめとなっています。

 

・意外と簡単!?潮の満ち引きのメカニズム。

潮の満ち引きによって、釣りや潮干狩りなどはできない場合があります。満ち引きのメカニズムを少しでも理解しておくと便利だと思いませんか??

月が地球に1番近づいた時に海水が月の引力によって引き寄せられ、満潮(水位が最も高い)状態になります。反対側の直角に位置する場所では、逆に海水が引かれるため干潮(水位が最も低い)状態になります。地球は1日に1回転するので、1日に2回約12時間おきに潮の満ち引きが繰り返し行われます。これが潮汐(ちょうせき)と呼ばれる現象です。

1日に2回満潮と干潮がありますが、同じ満潮でも干潮でもその時によって水位の高さが同じとは限りません。どちらかの水位が高くなっていて、あるい程度波の流れによって強さは高低差に比例するので強い流れと弱い流れの理由となってます。そして細かい潮見表になると、満潮干潮の時間を表しているだけではなく予想される水位も書かれています。

満潮のはずなのに、水位が普段と変わらないかも?と思う時は、水位が低い時の満潮どという事にあてはまります。

満潮時の時間は毎日少しずつ変化しています。大体で言うと、前日より1時間と少しづれていきます。それだけでも頭に入れておくと、潮見表を完璧に理解していなくても、なんとなく潮の流れを理解していると思っても良いと思います。

釣りをするなら満潮時、潮干狩りをするなら干潮時を狙っていかないと準備した時間が無駄になってしまう恐れもあります。気を付けて下さいね(笑)

 

・潮見表に出てくる専門用語まとめ。

満潮(まんちょう)、干潮(かんちょう)

満ち引きを繰り返す、最大と最小の潮高になる時で潮見表には時刻が記載されています。

 

潮高(ちょうこう)

潮高は、基準から下に向かう深さの水深に対して基準面から上の高さのことです。満潮時の潮高160㎝と記載されていれば、基準面から160㎝高くなっている事。記載されている潮高から160㎝を引けば基準面を知る事ができます。これで、潮汐が無い海面が簡単にわかりますね。

 

旧暦(きゅうれき)

沖縄カレンダーでは当たり前に旧暦の記載があり。その旧暦が潮見表にも大きく関係するのです。

潮見表での旧暦は、月に満ち欠けと日付を合わせて潮の満ち引きが日付で確認できます。昔からの知恵のようなもので不思議な月とのパワーバランスを感じられます。

 

大潮(おおしお)

潮の干満が差が最も大きな状態、新月または満月の前後数日間起きます。

 

小潮(こしお)

潮の干満の差が小さい状態で、旧暦の日付で見ると上弦の月または下弦の月の前後数日間起きます。

 

中潮(なかしお)

大潮と小潮の中間期間。

 

長潮(ながしお)

小潮を1日から2日を過ぎた頃に潮の干満差がまた一段と小さくなり小潮末期の状態。満潮、干潮の変化が緩やかで長く続くように見えることから長潮と呼びます。

 

若潮(わかしお)

小潮末期の長潮を境に潮の干満差が次第に大きくなっていく状態。潮が再び大きくなる状態を「潮が若返る」と言い長潮の翌日を若潮と呼びます。

 

・潮見表を事前にチェックする!!

ここまで沖縄潮見表について紹介させて頂きましたが、いかがでしょうか??事前に潮見表をチェックしておくことで、沖縄での楽しい海水浴や潮干狩りの適している日や時間などのタイミングが分かるので時間の有効活用にも繋がると思います。そして、波の高さなどから危険性を回避する事もできますので、自分の身はしっかり自分で守りましょう!!

潮見表は釣り人にはカッコよく「タイドグラフ」と呼ばれていて潮見表とタイドグラフを使い分けるのも良いかもしれません。1度サイトなどで確認してアナタが見て分かりやすい物を利用して頂きたいと思いますね。

潮見表はこちらから⇒http://sio.mieyell.jp/select?po=84705

タイドグラフはこちらから⇒http://www.fishing-labo.net/modules/tinycontent/rewrite/tc_407.html

最後に、潮名「大潮・中潮・小潮・長潮・若潮」の表記方法には何種類かの定義があり、他のHPや新聞や雑誌などと違う場合があります。漁場には共同漁業権が設定され、漁業協同組合等が資源保護に取り組んでいますので、漁業権侵害にならないよう地元の漁業協同組合等に事前に問い合わせるなどご注意ください。