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沖縄離島のオススメ箇所を余すところなく掲載してみた!

■沖縄には離島がたくさんあります

 

まず有名なところでは石垣島と宮古島が挙げられ、この2つの島は本土からも直行便が飛んでおり行き易い代表的な沖縄の離島です。

 

その他の離島は空港がないか、あっても本土からの直行便は飛んでいないので那覇もしくは石垣などの沖縄県内の空港で乗り継ぎをしないといけません(船便もありますが相当な移動時間が必要ですので選択される方はまずおられないはずですので考慮しません)

 

今回は本土からの直行便が飛んでいないので必ず乗り継ぎをしないといけないが、それでも是非行っていただきたい離島をご紹介します。

 

■津堅島

 

沖縄本島の中部に位置し、うるま市の平敷屋漁港から船で15分程度のかなり気軽に行ける離島です。船便は朝7時30分から夕方5時まで6往復していますので日程次第では日帰りでも十分楽しめます。(もちろんできれば1泊して都会の喧騒がウソのような離島の夜を経験していただくに越したことはありませんが)

 

船は2便から4便まではフェリーですので車ごと移動することも可能ですが、車を運んでもらうと運賃が車のサイズによりますが1万円以上かかりますので、特段の必要がない場合は平敷屋漁港の駐車場にレンタカーは置いて、体だけで島に渡ることをお勧めします。

なお、人の乗船料は往復で大人1220円~1510円です。

 

この島は南北に細長くなっていますが北端から南端まで約2kmちょっとの小さな島です。

ですから余程の大荷物を持ち歩かない限り島内移動に車は必要ありません。島の売りはやはり周囲を囲むきれいな海。

 

開発されていないほぼ手付かずのままの海岸が残っていますので小さな島ではありますがマリンレジャー目的の観光客も訪れます。島の南西部にマリンレジャー目的の宿泊者向け施設が数軒集まっています。それほど観光地化されていない島ですから観光客もそれほど多いわけではありませんし、沖縄本島では北から南までどこに行っても大群を確認することができるアジア系外国人観光客もここでは全く目にしません。

 

ですが、観光客の少なさ=宿泊施設の少なさも意味しますので、もし宿泊を考えるなら予約は早めにしたほうがいいでしょう。

 

この島で驚かされるのはナンバープレートのついていない車があちらこちらにあることです。必ずしも捨ててある車ばかりでもなさそうなので、多分津堅島の中でしか乗らない車は車検も通さずナンバープレートを外しているのだと推測されます(もちろん走らせたら重大な違法行為です)。それでも、あまりにのんびりした島の雰囲気は「車検通せ!」などと言う気も失せるくらいのんびりしています。

 

こんなのんびりした雰囲気を味わいたい方にはお勧めの離島です。ただ、昼ごはんを食べられる食堂は島内にほとんどなく、あってもかなり早い時間で店を閉めてしまいますからどうしてもお腹が空いて我慢できない時は港から近い売店で何か食料品を調達するなどの対策が必要です。

当然コンビニなどありませんよ。

 

■粟国島

 

那覇から約60kmに位置する離島です。以前は那覇空港から飛行機でも行くことができましたが、数年前に着陸時にフェンスに突っ込む事故があって移行運休していますので今は船でしか行き来できません。

 

筆者はこの離島に3回行ったことがあり、すべて海路でしたがそのうち2回は強烈な船酔いで粟国島到着後しばらくは動けませんでした。こちらは約2時間の船旅ですが、那覇港を出港して30分ほどで外湾に出た後は強烈な波にもまれる可能性があります。そうなると船酔いし易い人にとっては地獄のような時間が到着まで続きます。

 

一番効果的な対策として早目に乗船し、真っ先に船底の広々とした大広間で横になって寝てしまうことをお勧めします。デッキで風に吹かれても体は常に揺れていますので多分船酔いからは逃れられません。もちろん酔い止め薬も気休めです。

 

無事に粟国島に到着すると、こちらは車がないとどこへも行けませんので予め宿泊先にお願いして宿泊先の余っている車、宿主の友達の車、レンタカーのいずれかを準備しておいてもらいましょう。(もちろん自分でレンタカーを手配しても構いません)

 

車を準備できたら必ず行ってもらいたいのが塩工場です。工場と言っても近代的な機械設備は何一つなく、手作業がメインの現代ではなかなかお目にかかれない工場で島の周囲の海水から水分だけを吹っ飛ばして残った塩を商品にしています。

 

その手順がおもしろく、数mの高さの建物(といっても天井がありません)の上にたくさんの竹ぼうきがぶら下がっている光景をイメージしてください。その竹ぼうきに上からどんどん海水をかけてある程度水分を飛ばし、残った海水を今度は大釜で煮詰めて最後に残った塩を袋詰めしてできあがり、という感じです。

 

小さな袋に入ったこの塩を土産にくれますので舐めてみてください。かなりの塩辛さにビックリするはず。本土のスーパーで売られている「食卓塩」は本来海水に含まれているミネラル分は全く含まれていない塩化ナトリウムの塊なので摂り過ぎると病気になったりすると言われています。

 

ですが、粟国の塩はミネラル豊富なのでたっぷり摂取しても健康被害は起きにくいため土産としてだけでなく自宅での料理にもどんどん使って日頃のミネラル不足解消に役立ててもらいたいと思います。